マーガリンに多いトランス脂肪酸、摂りすぎると危険な理由とは?

食の安全

こんにちは、emirinです。

若い頃、初めて就職して寮に住んでいたことがありますが、食事は寮の食堂で何でも好きなものが食べれましたが、日曜日の朝だけは、食堂に行かず友達と部屋で食パンを焼いてマーガリンをタップリ塗って食べるのが、その当時の私のマイブームになっていました。

カリッと焼いたアツアツの食パンにマーガリン、とっても美味しかったなぁ!ペロッと 軽く2,3枚いは食べてました。

ところが、このマーガリンが健康に悪いと言われているんですよね。バターとよく似ているけど、違いって何?そして、最近よく耳にするトランス脂肪酸。このトランス脂肪酸とはいったい何者?

健康おたくの自分としてはとても気になります、そこで今回はトランス脂肪酸について調べてみました。

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似て非なるものバターとマーガリンの違い

バターとマーガリンよく似ていますが、その違いってご存知ですか?

この二つの違いはそもそも原材料が違いました。バターの原材料は牛乳の乳脂肪分です。なので、牛乳由来のビタミンAが豊富で、ビタミンDやカルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル成分も含まれています。

それに対して、マーガリンの原材料は、動物性や植物性の油脂です。大豆油、なたね油、コーン油、パーム油、ヤシ油、綿実油、ひまわり油などの植物油や魚油、豚脂、牛脂などの動物性の油をごちゃ混ぜにして、乳化剤などの添加物をてんこ盛りに入れて固めて作った加工品だったのです。

栄養価は何かといえば、ほとんどありません。脂質、糖質と食塩がほとんどです。

そして、その液体の油脂を固めるために「水素添加」をします。 そのときに発生する副産物がトランス脂肪酸なのです。 このトランス脂肪酸が身体に悪さをするんですよね。

ところで太古の昔からバターが存在しているのに、何故バターにそっくりなマーガリンを作る必要があったのか。

それは遡る事200年ほど前、1800年代のフランスで当時のナポレオン3世の時代、バターがかなり不足したそうで、そのバターの代用品として、 バターを真似て人工的に作られたコピー商品がマーガリンでした。

ところがマーガリンの方がバターより柔らかく、食パンに塗りやすく、しかもさっぱりして美味しいもんで、バターより人気者になってしまいました。

でも中身を知ると、もう怖くて食べれまへんわ。ここ何年も食べてまへんけど。ところで、そのトランス脂肪酸とはどんなものなんでしょう。

トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸は、牛などの反芻する動物の肉などに微量に存在するそうですが、天然なので問題ないようです。

問題なのは人工的に作られたトランス脂肪酸です。アメリカでは「狂った脂肪」なんて呼ばれ、 早くから規制されています。中国やほかの東南アジアの国々でもトランス脂肪酸の規制が始まっています。

WHO(世界保健機構)もその危険性を指摘しているのにもかかわらず、 日本ではいまだに規制がされていません。野放し状態です。

何故かというと、トランス脂肪酸を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えましょうねとWHOが勧告しています。日本人の1日のカロリー摂取量は、平均で約1,900㎉だそうで、その1%と言えば約2gです。

ところが日本人のトランス脂肪酸の摂取量を調べてみると、平均で1g未満で、WHOが推奨している量よりはるかに低いので、じゃ、別に規制しなくてもいいんじゃね、ってなったそうです。

でも、摂ってる人はかなり摂ってると思いますよ。今の若い人たちは特にね。では、どんなものにトランス脂肪酸が含まれているのか見てみましょうね。

トランス脂肪酸が多い食べ物

ちなみにトランス脂肪酸は、マーガリンだけではなくお菓子を作る時に使われるショートニングや菓子パン、カップラーメンなどさまざまな加工食品に含まれています。

たとえば食パン、ケーキ、ピザ、クッキーピザ、クッキー、ハンバーガー、カレールー、フライドポテトなどなど。それと揚げ物です、揚げ物のように油を高温にするとトランス脂肪酸が増えると言われています。

でも、これってほとんど洋食ですよね。トランス脂肪酸を意識しなくても、身体に悪そうな食べ物ばかり。脂っこくて、糖分タップリで。食生活を和食に変えるとかなりトランス脂肪酸が抑えられる感じですね。

そして、加工食品でトランス脂肪酸が入っているかを見極める方法ですが、裏面の成分表を見てくださいね。そこに、植物油脂、マーガリン、ショートニングと書いてあれば、確実にトランス脂肪酸が入っています。

そういうのはなるべく買わない方が得策かと思いますよ。最近ではトランス脂肪酸を抑えたマーガリンも出回っているようですが、ちゃんと表示してくれればこちらとしても助かるんですがね。

私達の身体は食べたものが血になり肉になり骨になります。未来の自分のために、なるべく体に良い物を選んで食べたほうががいいと、病気をした私が強く思っている所です。

トランス脂肪酸を摂り過ぎるとどうなるか

さて、トランス脂肪酸を摂り過ぎるとどんな影響があるのでしょうか。摂りすぎると細胞を傷つけ、アレルギーやアトピーを誘発したり、免疫機能を低下させたりする原因になります。

また悪玉コレステロールを上昇させる事で、動脈硬化が進み心筋梗塞などの心疾患の原因になるとも言われています。

心臓病のリスクを上げ、肥満やアレルギーだけでなく流産や死産、糖尿病はたまた認知症のリスクも指摘されています。

まとめ

マーガリンは何カ月たってもカビも生えず、虫も寄ってこないらしいですよ。そんな虫も食べないカビも生えないようなものを私たちは美味しい美味しいって食べていたんか~い。

それに、人工的に作ったトランス脂肪酸は消化吸収されず240日も体内に残留していると言われています。

トランス脂肪酸は日本では規制されていませんが、 身体に悪い物はなるべく摂らないように、 私たち自身が、知識を身に付けて自分の身は自分で守る必要があります。

特に外食や加工食品、ファストフードに多く含まれているので、こういう食べ物を多く摂っている人はチョット減らした方がいいですよね。

中高年になったら特に気を付けたほうがいいと思います。トランス脂肪酸が入っている食べ物をたくさん食べ続けていると、ある日突然病魔が牙を剥いて襲い掛かってくるやもしれません。

じゃあ何食べればいいんだよ!となりますよね。

私的には、和食がおススメです。日本人ですから和食がベストだと思いますよ。健康に良さそうですしね。白米とお味噌汁(豆腐とワカメと油揚げ等)、納豆、魚の煮つけ、ホウレン草のおひたし、肉じゃが、カボチャと小豆でいとこ煮、煮豆、キンピラごぼうなどなど、そして緑茶。

これは私が作る一例ですが、これを機会に和食を食べるようにしてしませんか?それも自炊ですよ。スーパーやコンビニの惣菜は添加物が入っているのでなるべく避けたいところですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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