こんにちは emirinです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
今や成人の8人に1人が慢性腎臓病だと言われています、それも年々増えているんだとか。腎臓は沈黙の臓器といわれ、かなり悪くなるまで症状はほとんど出ないと言われています。
私は会社の健康診断でタンパク尿を指摘されて、病院に行っていろいろ検査をし、最終的に腎生検を受けた結果、巣状糸球体硬化症と診断されました。
私の場合はタンパク尿だけでむくみとかは全くありません、塩分とタンパク質制限、そして投薬で今日まで来ています。
当初クレアチニン値は0.90位でしたが、18年経過した今では1.5まで上昇しています。静かに緩やかに腎機能が低下しているんですよね。
腎臓に優しい生活をいろいろやっているのですが、それでもクレアチニン値が上がっていくんですよね。そんな時に、本屋さんでこんな本を見つけました。黒尾誠著書「腎臓が寿命を決める」と言う本です。
この本を読んでめちゃめちゃ勉強になりました。リンの取り過ぎが腎臓を悪くしていると言うことなんですよね。今までタンパク質と、塩分しか気にしていなかったので、リンは結構摂っていたかもしれません。
自分なりにいろいろ情報を集めたり、本を読んだりして腎臓に優しい生活を送ってきましたが、リンについても取り過ぎないようにしながら腎臓を長持ちさせたいと思っています。
そこで今回はリンの過剰摂取が何故腎機能を低下させるのか、リンはどんな食材に多いのか、どうすれば減らせるかについて書いていきたいと思います。
リンの過剰摂取と腎臓の関係
近年、リンを取り過ぎている人が多いと言われています。リンは、骨や歯を作るのに必要なミネラル成分でもあります。
若い人や腎臓が元気な人は、多少リンを取り過ぎても、身体の中で上手い具合に調整されて多い分は尿として排出されます。
でも、腎臓に疾患のある人はリンを取り過ぎると、腎臓を通る際に「リン酸カルシウム結晶」という毒性に変化して腎臓の細胞を傷つけるそうなんです。
腎臓の細胞に傷がついて徐々に腎機能が低下していくと言われています。一生懸命減塩やタンパク質を制限しても、リンを取り過ぎていたら本末転倒ですよね。
今までリンが腎臓に悪いなんて考えたこともなかったので、なるべく摂らないように気をつけようと思います。
有機リンと無機リン
リンには有機リンと無機リンの2種類があります。
有機リン
有機リンは、ほぼすべての食材に含まれていて、タンパク質に比較的多く含まれています。
タンパク質の多い食材は、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品等です。腎臓病の人はタンパク質の制限を受けていると思うので、有機リンの方はある程度抑えられているのかなと思っています。
無機リン
無機リンは、加工肉や練り製品、ファストフード、カップ麺、スナック菓子、などの加工食品の食品添加物として含まれています。
問題はこの無機リンなんです。
無機リンをなるべく摂らないようにすることで、腎臓の機能が守れるんです。でも、加工食品に含まれている無機リンを全く摂らないわけにもいきませんよね。
完全な無添加生活を送れれば良いんですけど、日本は添加物大国なので無理に近いですよね。でも、減らすことはできると思います。取り過ぎないように日々の食事に今まで以上に気を配りたいですね。
加工食品のリンに注意
スーパーやコンビニで買い物したら商品の裏側の「原材料名」を見る癖をつけましょう。
原材料名に、リン酸塩、ポリリン酸、メタリン酸、ピロリン酸など、「リン」という文字が入っているので、リンが入っているんだなと言うことはわかりますが、入っているのがわかりにくい商品もあるんです。
原材料名の/の後に「かんすい」「酸味料」「香料」「乳化剤」「PH調整剤」「強化剤」「結着剤」「加工デンプン」などが書かれている場合、リンが使われていてもリンと記載しなくてもいい一括表示と言うシステムがあるんです。
食品表示法において、同じ目的や似た性質を持つ複数の食品添加物をひとまとめにして一括で表示することができるシステムのこと。
加工食品やジュースやコーヒー飲料などには必ず一つや二つや三つぐらい入っています。
なので、商品の裏側の原材料名をよく見て、上記の名前が載っていないものか、少ない商品を選ぶことが大切です。
ちなみに、リン酸塩は、ハムやウインナー、ソーセージやベーコン等の加工肉に必ずと言って良いほど入っています。発がん性もあるとも言われているので注意が必要です。
リンの吸収率
リンは有機リンと無機リンでは身体への吸収率に違いがあります。
有機リンには、吸収されないリンと吸収されるリンがあります。吸収されないリンは大豆製品で、納豆や豆腐、豆乳、油揚げなどです。なので、大豆製品はたくさん食べてもリンを心配することはありません。タンパク質が多いですけど。
吸収されるリンは、肉、卵、牛乳、チーズなどの動物性タンパク質で吸収率が20%~60%です。
一方、無機リンはほぼ100%吸収されるというのです、コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜などの加工食品を毎日のように食べていると、大変なことになりそうですね。すべて吸収されるんですから。
腎臓を守るためにも無機リンをなるべく摂らないようにすることを心がけましょう。
リンの過剰摂取の防ぎ方
リンの取り過ぎを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
有機リンの場合は、肉や魚、卵などのタンパク質に多いですが、吸収率が20~60%なのであまり神経質にならなくても良いのかなと思っています。お腹いっぱいより腹八分でやめておきましょう。
それよりも無機リンを減らしましょう。減らし方は、自宅で自炊が一番。調味料だけはなるべく無添加の物を。そして、加工食品をなるべく摂らないようにする。加工食品を買う場合はなるべく添加物の少ない商品を選びましょう。
ウインナーやハムソーセージは茹でることで添加物を減らすことができます。
まとめ
いかがでしたか?リンの摂りすぎが腎機能を低下させていたなんて、今更ながらリンについて知ることができて良かったなと思います。
リンを制するモノは腎臓病を制するって本に書いてありました。食品添加物を減らすことが、リンを減らすことに繋がる訳です。
腎機能を守るためにリンをなるべく摂らないようにしていきたいですね。腎機能が気になる方は試してみてください。
↓腎機能が改善したと言う話題のなた豆茶を紹介します。
なた豆茶には、膿取り効果があると言われ歯槽膿漏や蓄膿症などに効果がある事が知られています。そんななた豆茶に、「コンカナバリンA」と言う物質が腎臓のろ過機能を修復する事が発見されたそうなんです。
これはうれしい報告ですよね、それを聞いて私も注文してしまいました。腎機能が改善していたら報告したいと思います。他にもクレアチニンの値が改善したよと言う人が多数いるようです。試してみる価値ありそうですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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