キャノーラ油って身体に悪いの?身体に良い油の選び方

食の安全

こんにちは、emirinです。

皆さんは天ぷらや炒め物にどんな油を使っていますか?

最近スーパーでは、キャノーラ油がめちゃくちゃ安い値段で売られていますよね。しかも、900mlのキャノーラ油がなんと138円という破格の値段で売られていました。特売品ということもありましたが、通常でも198円ほどで売られてるから、めちゃめちゃ安いですよね。

そして、それがまた飛ぶように売れていくんですよね。安いのは私たち消費者にとってうれしいのですが、そんなに安くて大丈夫なの?と言う不安もあります。

それに、キャノーラ油は身体に良くないって聞きますけど、何が悪くて何が良いのか解りずらいですよね。そこで今回はキャノーラ油の危険性と身体に良い油の選び方について記事にしていきたいと思います。

食用油

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キャノーラ油の危険性とは

フレンチトースト

キャノーラ油は、従来の菜種油を品種改良または遺伝子組み換えをしてできたキャノーラ品種の事を言います。

従来の菜種油にはエルカ酸グルコシノレートという身体に悪い影響を及ぼす、有害成分が含まれていたことから、この2つの成分を極力減らしたキャノーラ品種というのがカナダで開発されました。

キャノーラ油がなぜ危険なのかというと、 日本に輸入されるキャノーラ種のほとんどが、遺伝子組み換え作物由来だからです。

遺伝子組み換え作物とは
ある作物に他の作物の遺伝子を組み換えて、新たな性質の作物を作る手法のことを言います。たとえば、害虫に弱い作物に、害虫に強い遺伝子を組み換えて、害虫に強い作物を作るという事です。

日本では、遺伝子組み換え作物の栽培は禁止されていますが、海外からは遺伝子組み換えされた作物は大量に入ってきています。

日本に流通されている遺伝子組み換え作物は
大豆、とうもろこし、セイヨウナタネ、綿実、パパイヤ、じゃがいも、てんさいなどです。

キャノーラ油はセイヨウナタネを品種改良したものです。

そして、もう一つがトランス脂肪酸です。 特にトランス脂肪酸は油を高温に加熱すると必ず発生してしまうため、加熱精製して作られる精製油には多く含まれています。サラダ油もそうですよね。

トランス脂肪酸は摂りすぎると心疾患の原因になると言われています。WHOでは1日のトランス脂肪酸の摂取量は、総摂取カロリーの1%以下にするように指示しているほど健康に悪影響のある成分です。諸外国では規制が始まっていますが、日本はお構いなしです。

身体に良い油とは?

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油(脂質)には大きく分けると「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」のふたつに分けられます。

飽和脂肪酸
常温個体の脂肪に多く含まれる
バター、牛脂、牛肉や豚肉の脂身など

過剰に摂取すると中性脂肪が上昇し動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす危険性があります。

不飽和脂肪酸
常温で液体で植物性の油に多い

オリーブオイル、魚の油等

そして、不飽和脂肪酸には
多価不飽和脂肪酸一価不飽和脂肪酸に分けられます。

一価不飽和脂肪酸
オメガ9
とも呼ばれ、脂肪酸はオレイン酸です
オリーブオイル、米油、紅花油、キャノーラ油、菜種油など。
オメガ9は酸化しにくい特徴があるので、加熱調理に向いています

※悪玉コレステロール(HDL)や血中中性脂肪の増加を抑える働きがある

多価不飽和脂肪酸

多価不飽和脂肪酸はオメガ6オメガ3に分類されます

オメガ6はリノール酸でサラダ油、ゴマ油、大豆油、ひまわり油、綿実油

※血中コレステロールを減らす働きが期待できるが、大量に摂取するとHDL(善玉)コレステロールも減少させる可能性があります

オメガ3はαリノレン酸でアマニ油、エゴマ油、青魚(EPA、DHA)

※心臓血管系疾患の予防や改善効果が知られています。また一部はEPAやDHAに変換される

EPA
血中の中性脂肪を減らし、動脈硬化などを予防する効果や、血栓ができるのを防ぐ働きが期待できます。

DHA
血管系の病気を予防する働きが期待できる。その他、脳や神経の機能を向上させる効果もあると言われている。

そして何かと問題があるトランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。

トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸は、産業用に無理やり固形化された油で、体内の消化・分解が困難で、心疾患や突然死のリスクを高めてしまうと言われている

マーガリン、ショートニング、インスタント食品、菓子パン、クッキー等に使われている植物油脂にトランス脂肪が多く含まれています。

トランス脂肪酸はなるべく摂らない方がいい油です。

油(脂質)にもいろいろ種類があってどれを選べばいいのか悩むところですが、要はバランスが大切なんです。

ではどうするか、オメガ3を増やしてオメガ6を減らす事です。

オメガ6は安価で広く世の中に出回っているので、かなり摂り過ぎているんです。料理でサラダ油やキャノラー油などを使っていなくても、お菓子、パン、マヨネーズ、カップ麺、お惣菜、加工食品やファーストフードなどに多く含まれているので、これらを減らすことが重要です。

お菓子や加工食品の裏を見ると、原材料名のところに必ずと言っていいほど、植物油脂と記載されています。植物油脂にはトランス脂肪酸も含まれているので注意が必要ですよね。

そして、オメガ3のアマニ油やエゴマ油、青魚を増やしましょう。ナッツ類特にクルミにもαリノレン酸が多く含まれているので、甘いお菓子を食べるより、ナッツを食べるようにした方がいいですよね。

アマニ油やエゴマ油は、熱に弱いので、加熱は絶対しないでくださいね。サラダやヨーグルト、納豆などに小さじ1杯(5g)を掛けて摂れば十分ですよ。

私は毎朝納豆にアマニ油小さじ1杯分を掛けて食べています。以前に比べて、うっかりや物忘れが減ったように思います。オメガ3は 脳の細胞が柔らかくなり、集中力アップやアルツハイマー認知症の予防にもいいようですよ。

油(脂質)も大切な栄養素 要はバランスが大切

バランスのとれた食事

脂質は三大栄養素の一つで、体内で血液や細胞膜、ホルモンを作り、また体温を維持してくれる働きがあります。

良質な油(脂質)を適切に摂る事でたくさんのメリットを得る事が出来ます。逆に脂質が不足すると記憶力・集中力の低下、イライラ、不安、肌や髪の毛もボサボサニなり、病気のリスクが上がると言われています。

脂質はヒトの37兆個の細胞の細胞膜を作っていて、細胞膜の状態が健康の基盤と言っても過言ではないようですよ。

なので体に良い油(脂質)とは、オメガ6を減らして、オメガ3を増やすという事です。

まとめ

良い油を選ぶという事は、健康な身体を作るという事にもなります。私は、天ぷら油は米油を、炒め油はオリーブオイル、ごま油。そして、サラダや納豆などにアマニオイルやエゴマ油を小さじ1杯を掛けて食べています。

アマニオイルやエゴマオイルは、一部が身体の中でFPAやDHAに変換されますが、極わずかです。なので青魚は積極的に摂った方がいいです。でも、なかなか魚食べないよって言う人は、缶詰やサプリメントで摂るのも一つの手ですよね。

私は、アマニ油を取り始めて2年近くになりますが、頭がスッキリ冴えてきた感があります。単純な物忘れも減りました。

そして、お菓子やカップラーメン、菓子パン、ファストフード、ポテトチップスやチョコレートなども食べなくなりました。

病気をしてから、身体に悪い物はなるべく食べないようになりました。健康が気になる方は一度油(脂質)について考えてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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