こんにちは、emirinです。
子供の頃、風邪を引いたときぐらいしか食べられなかったほど高級品だったバナナ。今では一年中売られていて、いつでも買えるし、安くて美味しい。しかも、皮をむくだけですぐ食べれるし、まさに面倒要らずのスーパー果物。
バナナは、栄養価がメッチャ高く消化吸収も良く、すばやくエネルギーに変わるので、「朝は忙しくてメシ食ってるヒマなんかないわ」っていう人や小腹がすいた時、子供のおやつ等にピッタリですよね。
仕事柄毎日バナナを売り場に並べていますが、そんな私がバナナについていろいろ学んでみました。今回は、バナナの栄養や効果効能、特に黒い斑点のバナナの栄養効果が絶大なものだったのです。そしてバナナの選び方、健康にイイ食べ合わせなどを記事にしていきます。
バナナの黒い斑点の秘密
バナナはしばらく置いておくと黒い斑点が出てきますよね。これ、腐ってきたわけじゃないんですよ。「シュガースポット」と言って、今が食べごろだよというサインなんです。
黒い斑点が出たバナナは、出ていないバナナに比べて、断然甘くて美味しいんですよね。私は、黒い斑点が出るのを待ってからしか食べません。
しかも、黒い斑点が出ていないバナナも栄養価が高いのですが、黒い斑点のバナナの方が何倍も栄養価が高いんですよ。
なぜ、黒い斑点が出てくるかというと、熟すことでバナナのポリフェノールが酸化酵素と結びつくからです。シュガースポットが増えるほど酵素の量がアップします。
スーパーの売り場に並んでいるバナナは黄色くて、黒い斑点が出ているバナナは殆んど並んでいませんよね。
私が働いているお店では、黒い斑点が出たバナナは、売り場から下げて、安く値引いて割引コーナーで売ります。
わざわざ黒い斑点のバナナを欲しがるお客さんもいるんですよね。すぐ食べたい人は、割引コーナーのバナナがおススメです。安いくてすぐ食べれて美味しいし言う事ないですよね。
バナナの栄養効果5選
バナナに含まれている栄養成分は、糖質と食物繊維、そしてビタミンやミネラルもバランスよく豊富に含まれています。
持続するスタミナと集中力アップ
バナナの糖質には、でんぷんやブドウ糖、果糖、ショ糖などが含まれていて、種類によって吸収される時間に差があるので、エネルギーの持続が長時間続く事になります。
ブドウ糖は即脳のエネルギー源になり、果糖は血糖値を上げにくく緩やかに体内に吸収されます。
しかも、脳のエネルギー補給をサポートしてくれる、ビタミンやミネラルも含まれているので集中力アップと持続力が期待できます。
食物繊維も多いので糖質の消化速度を緩やかにして、血糖値の急上昇を抑えてくれ、腹持ちも良ちもいいので、ダイエット時にも使えますよね。
免疫力アップ
バナナには食物繊維が多いので、腸内環境を整える事で腸内細菌を活性化し、免疫力アップに繋がります。
全身の免疫細胞の70%が腸内にあると言われています。そして、免疫細胞の一つである白血球に作用し、白血球を増やしたり白血球を活性化する働きがあり、免疫力を高めてくれます。
特に黒い斑点模様のあるバナナには、免疫活性効果がある「IL-12」という成分が増えるという研究結果が出ていて、黒い斑点模様がないバナナと比べると、免疫効果がなんと8倍も多いんだとか。
バナナには免疫力をアップが期待できるとともに、抗酸化力も非常に強いので、活性酸素を取り除き、ガンの予防にも効果的と言えます。熟したバナナほど多くの抗酸化作用があります。
便秘解消
バナナには、食物繊維、オリゴ糖、便通を良くするマグネシウムが含まれているので、便秘解消に役立ちます。
ストレス解消
バナナには精神を落ち着かせる効果があるセロトニンやそれをサポートするビタミンB6、抗ストレスホルモンの生成に関係するビタミンCなどが含まれているので、リラックス効果によりストレス解消に効果的です。
脳卒中や脳梗塞の予防
バナナには、カリウムやマグネシウムなどのミネラルもたくさん含まれています。カリウムやマグネシウムは血液中の塩分を外に出してくれることで血液がドロドロになるのを防いでくれます。
体内のナトリウム(塩分)を排泄し、高血圧やむくみの解消、運動中に筋肉がけいれんするのを防ぐ働きがあります。血液サラサラになる
バナナには心臓や脳細胞の働きに重要な成分のカリウムが多く含まれ、心臓発作や脳卒中のリスクを軽減させます。
バナナの食べ方
バナナを冷凍するとバナナのポリフェーノールが増え、体に悪い活性酸素を取り除く効果があるようです。しかも美肌作りにもいいようですよ。冷凍する場合はくれぐれも熟して黒い斑点が出たバナナにしてくださいね。
バナナを加熱するとフラクトオリゴ糖が増加してお腹の調子を整える効果がUPするんだとか!バナナをそのまま食べても効果があるけど、80度に温めて食べると風邪予防になるそうです。
バナナを温める事によって、オリゴ糖やポリフェノールが増えて、善玉菌が腸内環境を整えて免疫力がさらにアップするんですって。また、体内に侵入するウイルスや細菌を除去してくれる効果も期待できるとか。
バナナの食べ合わせ
バナナと豚肉
バナナのデンプンと豚肉のビタミンB1の相乗効果で疲労回復に効果があります。
バナナとチョコレート
バナナのカリウムとチョコレートのポリフェノールで動脈硬化の予防に効果があります。
バナナとコーヒー
バナナとコーヒーの組み合わせは高血圧の予防になります。コーヒーのポリフェノールには血圧を下げる効果があり、バナナのカリウムと合わさると血圧低下に役立つと言われています。
バナナと乳製品
バナナに牛乳やヨーグルトなどの乳製品などのタンパク質を組み合わせると栄養のバランスを整えることがで朝食に最適です。
バナナの保存法方
バナナはもともと温かい国で栽培されている果物なので、低い温度は苦手です。13℃以下になると黒くなってしまうので、15〜20℃が最適とされています。 バナナは押されたところから傷んでくるので、吊るして置いた方がベストです。
通常は常温で保存するのがベストなんですが、夏はあっという間に追熟して黒くなってしまうので、冷蔵庫の野菜室に保存すると長持ちします。あまり冷やし過ぎると黒くなるので、冷蔵庫の中でも温度が高い野菜室がおススメです。
冷蔵庫に保存する時は、熟して黒い斑点が出たバナナにしてくださいね。黄色いバナナを冷蔵庫に保管すると、熟さずに黒くなるだけですから。
また、房ごとまとめて保存するよりも、1本1本外して新聞紙に包んでからビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存すると長持ちします。
まとめ
バナナは、食物繊維が多いので便秘を解消し、カリウムが身体の余分なコレステロールを排出してくれます。コレステロールの値が気になる人にはうれしい効果ですよね。
そして貧血の予防にもいいし、免疫力もアップしてくれます。バナナに含まれる必須アミノ酸が精神の不安定を落ちつかせ、イライラも軽減してくれるんですよね。
また、バナナの糖分はすぐにエネルギーに代わってくれるので、朝に食欲がない時や忙しくて食べる時間もない時にも一本食べる事でエネルギー源なってくれるので助かりますよね
一食置き換えダイエットにも打って付けですよ。バナナには糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、100gのカロリーが86㎉。白米は、100gが168㎉です。
バナナ一本でお腹一杯になりますし、腹持ちもいいし、栄養もバランスもいいのでおススメですよ。
バナナはかなりの糖質が含まれているので、食べ過ぎは厳禁です。食べ過ぎると逆に太ってしまいます。1日2本がぐらいが適当です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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